【初心者向け】ドメインの決め方ガイド。ドメインで迷ったときに。

ドメインの決め方ガイド
目次

ドメインとは?

こんにちは。TOMOデザインです。ドメインとは、インターネット上の会社やお店の住所(アドレス)のようなものです。

パソコンだとブラウザのアドレスバー(ロケーションバー・URLバー)と呼ばれる場所に表示されたり、

ブラウザのアドレスバーに表示されるドメイン

検索結果の部分に表示されたり、

検索結果に表示されるドメイン

URLとして表示される、下記の部分を

ドメイン名

をドメインと呼びます。

このドメインがあることで、あなたのホームページにアクセスすることができます。

ドメインは、自分で決めることができます。

自分で決めたドメインはドメイン会社にお金を払うことで、契約期間中はそのドメインを自分のドメイン(アドレス)として所有することができます。

これを、「独自ドメイン」と呼びます。

このドメイン代はドメイン名により金額が異なり、毎年料金を支払う必要があります。

なお、契約を解除すると(支払い忘れによる契約切れも含む)、そのドメイン(URL)にアクセスしても、自分のホームページは表示されなくなります。

ドメインは、「自由に決められる部分」と「選択制の部分」があり、ドメインを決める場合は下記のように決めることになります。

ドメインを決められる場所

今回は、このドメインの決め方についてご紹介します。

ドメイン名の決め方

ドメイン名を決めるときは、

  • 短くて覚えやすく
  • 会社や店名、サービスがわかりやすい

ものをつけることがポイントです。

ポイントを押さえることで、訪問者はホームページに迷わずアクセスしやすくなります。

またドメイン名は、メールアドレスに使用したり、名刺やパンフレットに記載することがあるため、信頼されやすいものにすることも大切です。

ドメインが使われるシーン

ドメイン名を決めるときは、下記の名前や単語を使うと決めやすいです。

  • 会社や店舗の名前
  • サービスにあった単語
  • ブログの名前
  • 覚えやすい名前
  • 短い名前(15文字以内)
  • 読みやすく、発音しやすい名前

上記の名前や単語を使い、自分のホームページと直感的にわかるものがおすすめです。

実際の決め方の手順

さて、ドメインは2ヶ所にわけて決める必要があります。

分ける場所は下記の通りです。

ドメインを自分で決める場所

まず「①自分で決める部分」から決めていきます。

「①自分で決める部分」を決める

この「①自分で決める部分」は、セカンドレベルドメインとも呼ばれ、自分の好きなように付けることができる部分です。

ドメイン名を決めるときは、下記の名前や単語を使うのがオススメです。

  • 会社や店舗の名前
  • サービスにあった単語
  • ブログの名前
  • 覚えやすい名前

上記の名前や単語を使い、自分のホームページと直感的にわかるものがおすすめです。

注意点

ドメイン名をつける際、下記の点に注意してつけると、さらに伝わりやすいドメインになります。

・複数案(1~5つほど)を出しておく

ドメインは先着順です。

自分が「いいな」と考えているものでも、往々にして取得できない場合があります。

1~5つほど候補を書き出しておきましょう。

・できるだけ短くする(15文字以内)

あまり長いドメインにしてしまうと、覚えにくいため、できるだけ短いドメインにすることがオススメです。

◯ domain.com
✕ totemonagaidomeinhawakarinikui.com

・読みやすく、発音しやすいものにする

記号の羅列では、ドメインと認識されない場合もあります。
できるだけ読みやすく、発音しやすいものにしましょう。

◯ domain.com
✕ sdfatdgr.com

・使える記号は「-」のみ

ドメイン名につかえる記号は「-(ハイフン)」のみです。それ以外の記号は使うことができません。

◯ domain-123.com
✕ domain_name.com、domain@.com、domain?.com、domain!.com、domain#.com など

・半角英数字にする

ドメイン名は、半角英数字を使いましょう。

◯ domain123.com
✕ どめいん一二三.com

日本語ドメインにしても大丈夫?
特に理由がない場合、日本語ドメインの取得はおすすめしていません。
日本語ドメインは覚えやすいという特徴があります。
ただし、メールアドレスとしては使用できないという欠点があり、また、あまり広く認知されておらず、URLとして認識されない可能性もあります。
ホームページをビジネスの一貫として持つ場合は、半角英数字のドメインをおすすめします。

・商標権を侵害しないようにチェックする

ドメイン取得後、無用のトラブルを避けるために、商標権を侵害していないかどうか、事前にチェックしてきましょう。

特許情報プラットフォーム

・過去に不正な利用をされていないか調べる

ドメインは過去に誰かが利用している場合があります。
あまり好ましくない利用のされ方をしている場合もありますので、事前に調べておくことをオススメします。

インターネットアーカイブ

・スペルミスがないように注意する

スペルミスをしてしまうと、ミスしたスペルのドメインなってしまい、後から変更することはできません。
(ミスペルミスで取得した場合は、取得し直しとなります)

取得する際は、つづりに十分気を付けて取得しましょう。

「②選択する部分」を決める

この部分は、トップレベルドメインとも呼ばれる部分です。

決まったトップレベルドメインから、自分のホームページまたはビジネスに合ったものを選ぶことになります。

よく利用されるものは、下記の通りです。

ドメイン 詳細
.com ビジネスで利用されるドメインです。
一般的に広く利用されており、迷ったときはこれがおすすめです。
.net もともとはネット関連向けのドメインです。
現在は「.com」とともに幅広く利用されています。
.org 非営利団体や、公益活動向けのドメインです。
.jp 日本に住所がないと取得できないドメインです。
日本国内利用者向けのビジネスなら安心感が強くなるので、こちらもオススメです。
.co.jp 日本の企業が取得できるドメインで、登記している法人でないと取得できません。
会社組織なら、「.jp」ドメインよりこちらの方が信用度が高いです。
取得審査があるため、取得に時間がかかります。

どれがいいかわからない場合は、「.com」「.net」がオススメです。

会社なら「.jp」、コーポレートサイトなら「.co.jp」もオススメです。

特徴のあるドップドメインでもOK?
「.tokyo」「.shop」など、地域名や自分のサービスに合ったドメイン名が出てくることがあります。
このようなトップレベルドメインを採用しても良いのですが、2年目から料金が倍以上に跳ね上がるドメインもあります。
ドメインは一度取得すると、ホームページを維持する限り、そのドメインを利用しつづけることになります。
スタートアップで資金的に余裕がない、先の見通しが不安定な場合は、ドメインのコストを抑えておくのもひとつの手です。
こういったトップレベルドメインは、「そのトップレベルドメインをどうしても利用したい」場合をおすすめします。

実際の決め方シュミレーション

それではシュミレーションを元に、実際の決め方の事例をご紹介します。

1)ドメインの候補を出す

【前提】
・「三毛猫カフェ」という名前のカフェをオープン予定。
・「三毛猫カフェ」のホームページ制作も依頼済み(制作中)で、このホームページのドメインを決めたい

この場合、候補として

・mikenekocafe.com

取得したいとします。

2)ドメイン会社のホームページでドメインを検索する

候補のドメインを取得できるかどうかは、ドメイン会社のホームページで検索できます。

第一候補のドメインが取得できるかどうか調べる

今回は、ムームードメインというドメイン会社のホームページで検索してみます。
ムームードメイン

ムームードメインでドメインを検索

まず、ドメインを入力します。
今回の場合、「mikenekocafe」を入力して「検索する」をクリックします。

フォームに入力して検索

下に結果一覧で出ます。
今回の「.com」の部分は「取得できません」と表示されており、「mikenekocafe.com」は取得できなくなっています。

ムームードメインの検索結果

となると、別のドメインにする必要があります。

取得できない場合、次の候補を調べる

第一候補がダメだった場合、次の候補をいくつか書き出します。

今回は、下記の候補で調べてみます。

1)mikenekocafe.net
2)mikecafe.com
3)mikeneko-cafe.com

それでは候補順に上から調べていきます。

1)まずは「mikenekocafe.net」を調べます。

ドメインの第2候補の検索結果

取得できるようになっています。

2)続いて「mikecafe.com」を調べます。

ドメインの第3候補の検索結果

取得できません。

3)もうひとつ「mikeneko-cafe.com」を調べます。

ドメインの第4候補の検索結果

取得できるようになっています。

このような状態になった場合は、自分の好みに合わせて好きな方を選んでOKです。

今回は、「.com」の方を優先したいので、

・mikeneko-cafe.com

を選びました。

3)ドメイン名が決まったら、商標の侵害をしていないかチェックする

ドメイン名が決まったら、運用後の不要なトラブルを避けるため、商標を侵害していないかチェックします。

「特許情報プラットフォーム」にアクセスします
特許情報プラットフォーム

「商標」にチェックを入れます。

商標の侵害をチェック

まず、ドメイン名を入れて検索します。(「.com」の部分などは除外して検索します)

ドメイン名の商標の侵害をチェック

ついでにお店やサービス名も検索しておくと、安心です。

お店の名前やサービス名の商標の侵害をチェック

もし、ひっかかった場合は、言葉を変更するなどして対応しておくと安心です。

4)最後にドメイン名の履歴を調べる

最後に、取得予定のドメイン名が過去に不正な利用をされていないか調べます。

「インターネットアーカイブ」にアクセスします
インターネットアーカイブ

検索フォームに「http://ドメイン名」を入れて検索します。
今回の場合だと「http://mikeneko-cafe.com」で検索します。

ドメインの履歴を調べる

ドメインの履歴がない場合は、下記のような表示になります。
この場合は何も問題ありませんので、そのまま取得してOKです。

ドメインの履歴が何もない場合

ドメインに履歴がある場合は、下記のような表示になります。
任意の西暦をクリックし、日付で青マルがついている部分をクリックして、過去にどのようなホームページが運用されていたかチェックしておきましょう。(画像などはアーカイブされていない場合があります)

ドメインに履歴がある場合

5)確認が終わったら決済をしてドメインの取得を完了させる

あとは、カートに追加&決済をして契約を完了すればドメインの取得完了です。

ドメインの取得後は?

ドメイン取得後は、毎年ドメイン代を支払う必要があります。

支払いを忘れてしまうと、契約が解除されてしまいます。

契約が解除されると、使っていたドメインは放出され、他の人が取得できるようになってしまいます。

他者に取得されてしまうと、そのドメインを取り返すことが難しくなります。

ドメイン取得後は、できるだけ自動継続の設定をしておくことをおすすめします。

ドメインの取得方法まとめ

  • 希望ドメインを考える
  • ドメイン会社のホームページで取得できるかどうか調べる
  • 商標を侵害していないか調べる
  • 過去に不正な利用をされていないか調べる
  • スペルミスがないか確認し、申し込み、契約する
  • 取得後は自動継続がおすすめ

以上がドメイン取得の流れです。

なお、ドメインは取得しただけではホームページとひも付きません。

ホームページで使うには、さらに設定が必要になります。

ホームページ制作を依頼している場合は、ドメイン取得後、依頼者に連絡してくださいね。

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