【2025年8月より】Adobeコンプリートプラン値上げ!詳細と対応が必要かどうかをご紹介

Adobeが2025年8月1日からAdobe Creative Cloud(以下CC)コンプリートプランの値上げを発表しました。
これにより、現在Adobe CC コンプリートプランを契約している方は、何もしないと8月から自動的に1,300円値上がりし、月額9,080円になります。
しかし、
- 自動生成AIを使わない
- PCのアプリ版でしかAdobe製品を使わない
人は、今回新たにできたプランを選択することで、1,300円値下がりした月額6,480円で利用することができます。(個人利用のみ)
今回の変更について、詳しく解説&新しいプランの契約方法をご紹介しますね。
新しいプランと違いについて

2025年8月から、Adobe CC コンプリートプランは、
- Adobe Creative Cloud Pro(プロ。旧プランと同じ)
- Adobe Creative Cloud Standard(スタンダード。新設)
の2つに分かれます。
違いは下記の通りです。
| Standard | Pro | |
|---|---|---|
| 月額費用 | 6,480円 | 9,080円 |
| デスクトップアプリの使用 | ◯ | ◯ |
| Photoshop iPad 版 |
基本機能のみ | ◯ |
| Photoshop iPhone 版 |
基本機能のみ | ◯ |
| Photoshop Web 版 |
✕ | ◯ |
| Illustrator iPad 版 |
✕ | ◯ |
| Illustrator web(Beta)版 |
◯ | ◯ |
| Lightroom モバイル版 |
基本機能のみ | ◯ |
| Lightroom web ギャラリー |
✕ | ◯ |
| Adobe Firefly【AI】 | 標準の生成機能 | ◯ |
| 標準生成機能【AI】 (Photoshopの生成塗りつぶしなど) |
25クレジット | 無制限 |
| プレミアム生成機能【AI】 (Firefly、Premiere Proの生成機能) |
✕ | 4,000 クレジット/月 |
| Firefly ボード(beta)【AI】 | ◯ | ◯ |
| アドビ以外の生成 AI モデル使用【AI】 (OpenAI GPT、Google Imagenなど) |
✕ | ◯ |
大きな違いは、
- 自動生成AIを利用できるかどうか
- iPadやiPhone、Web版を利用できるかどうか
- 価格
です。
なお、StandardプランのiPadやiPhone、Web版で明記されている「基本機能」では、下記機能が利用できません。
・高度な調整
オブジェクト選択
高度な描画モード
自動選択
覆い焼きと焼き込み
コピースタンプツール
コンテンツに応じた塗りつぶし
削除ツール
スポット修復
・生成機能
・高度な書き出し
・Camera Raw を読み込み
・カスタムブラシとフォント
「基本機能」では、オブジェクト選択やフォント、自動選択をはじめ、これを使わないと何も作れないよ!
というぐらいには機能が制限されます。
モバイル版(iPadやiPhone、Web版)での作業がメインの人は、Proプランを検討する必要があるかもしれません。
また、上記は個人利用に適用され、
・学生・教職員は、Proは学割有、Standardは学割不可。
・法人/チームは、Pro / Pro Plusになり、Standardは利用不可
となります。
状況別、おすすめのプラン

状況別におすすめのプランを紹介します。
Proプランがおすすめの人
Proプランがおすすめの人は下記の通りです。
・自動生成AIをバリバリ使っている
・iPadやiPhone、Web版での作業がメイン
・PC版のアプリを使わない
自動生成AIとは、Fireflyのテキスト入力による生成やPremiere Proの生成機能以外に、Photoshopの生成塗りつぶしなども含まれます。
これらの方は、Proプランがおすすめです。
現在Adobe CC コンプリートプランを利用している場合は、8月から自動でProプランに移行するので、特に手続きは必要ありません。
Standardプランがおすすめの人
Standardプランがおすすめの人は下記の通りです。
・自動生成AIを使わない(Photoshopの生成塗りつぶしもほとんど使わない)
・PCのアプリでしかAdobe製品を使わない
上記の方は、Standardプランがおすすめです。
Standardプランは現在のAdobe CC コンプリートプランより1,300円安く使えます。
ただし手続きが必要になるので、下記記事を参考に手続きを行ってください。
Standardプランに移行する前に

Standardプランを利用するには手続きが必要になりますが、2025年8月までに手続きが必要な人は、
Adobe CC コンプリートプランを
- 月額で利用している。(1ヶ月単位の更新)
- 年間契約で利用しているが、割引されていない料金。
方が対象です。
現在、Adobe CC コンプリートプランを年間契約で半額および0円で利用している方は、更新月まで待ってから契約更新をしてください。
今契約変更すると、自動で切り替わり割引適用が消えてしまいますので、要注意です。
更新月忘れそう!
という方は、Googleカレンダーに予定を入れておくといいですよ。
Standardプランへの変更方法
Standardプランへの変更方法をご紹介します。
アドビアカウントにログインします。
アドビアカウントへのログイン画面はこちら
現在契約しているプランの「プランを管理」をクリックします。

「適切なプランを探しましょう」の「プランを変更」をクリックします。

アカウント確認画面になるので、パスワードを入力して「Continue」をクリックします。

変更できるプラン一覧の画面になるので、下にスクロールし、「Creative Cloud Standard」の「プランを選択」をクリックします。

あとは、表示に従って手続きを完了させてください。
まとめ
8月からAdobe CC コンプリートプランは、ProプランとStandardプランにわかれます。
現在Adobe CC コンプリートプランを契約している方は、何もしないと8月から自動的にProプランに変更され、1,300円値上がりした月額9,080円になります。
状況に応じて、必要な方はStandardプランに変更してくださいね。
Adobeは情報をこまめにチェックしていないと、サイレント値上げされていることが結構あります。
これからもAdobeの動向は要チェックですね。
